前夜祭のリハーサルに汗を流すゑびす連とうずき連の連員たち=24日夜、徳島市のアスティとくしま

 徳島市の阿波踊り開幕前日の8月11日に開かれる「選抜阿波踊り前夜祭」(阿波おどり実行委員会主催)のリハーサルが、7月23日から同市のアスティとくしまで始まった。市が発足させた実行委が初めて開催する「新生」阿波踊り。ステージを魅力あるものにしようと、踊り子たちは舞台構成を入念に確認しながら稽古に励んでいる。

 23日は県阿波踊り協会所属の17連約370人、24日は有名連のゑびす、うずき両連と三味線奏者福島俊治さん(70)=徳島市八万町法花谷=が主宰する三味線演奏グループ「渦の会」の計約150人が参加。踊り子たちは男踊りや女踊り、ちびっこなどのグループに分かれ、ぞめきのリズムに合わせて手足の動きやフォーメーションを繰り返し練習した。

 うきよ連の笠原美里さん(12)=川内北小6年=は「見ている人が笑顔になれるよう本番は精いっぱい踊りたい」と汗を拭った。福島さんは「阿波踊りの原点でもあるぞめき三味線。その合奏を来場者に楽しんでもらいたい」と話した。

 出演団体は今後、8月8日の最終リハーサルまで3回程度練習を行う。

 前夜祭はアスティとくしまで午前11時、午後3時、午後7時の3回公演。チケットの問い合わせは阿波おどり実行委事務局<電088(621)5298>。