プレハブ事務所にイラストを描く稲垣さん=美馬市穴吹町三島

 四国大でイラストを専攻する稲垣碧唯(あおい)さん(22)=松茂町笹木野、生活科学部生活科学科4年=が、美馬市穴吹町三島のプレハブ事務所の壁面に野菜や果物などを描いている。同じ敷地で毎月開かれる産直市をアピールするため、プレハブに入居する「美馬のええもん推進協議会」が壁面を”キャンバス“代わりに提供。次回の産直市開催日の12日までに完成させる。

 イラストはトウモロコシやトマトなどを愛らしくキャラクター化したものを含め、地元産の野菜、果物など20種類。稲垣さんは四国大の有内則子講師(41)の指導でプレハブに下絵を描き、有内ゼミの3、4年生もペンキで色を塗る作業を手伝っている。

 美馬のええもん推進協は市内の産直市グループ、食品加工会社など13企業・団体でつくり、今年5月から「美馬のええもん産直市」を開催。会場の市林業センターは国道192号沿いにあるものの、産直市をPRする看板などはなく、通行車両に産直市をアピールすることが難しかった。

 出品者から「目立つ工夫をしてほしい」との要望を受け、推進協が四国大スーパーサテライトオフィス(同市脇町)に協力を依頼。稲垣さんが卒業制作の一環として、イラストに取り組むことになった。

 稲垣さんは「自分の描いたキャラクターが残るのがうれしい。一人でも多くの買い物客が産直市を訪れてくれれば」と話している。

 12日の産直市ではイラスト完成を記念し、先着100人にイノシシの肉入りみそ汁を振る舞う。