「第16回全国中学生創造アイデアロボットコンテスト」中国・四国地区予選が6日、鳴門教育大であり、県内19チームを含む118チーム約300人が参加した。5部門でロボットの性能や操作技術などを競った結果、基礎部門で城ノ内中(徳島市)のチームが優勝し、全国大会出場を決めた。
授業などで作ったロボットが対象の基礎部門は36チーム(4人1組)が出場。障害物のあるコースをリモコン操作のロボットが往復するタイムで競い、城ノ内中の「カミナリ☆オコシ」が優勝、同中の「ハッピーターン」も2位となった。
「カミナリ☆オコシ」を操作した松田晏実(あみ)さん(15)=城ノ内中3年=は「みんなで知恵を絞って作ってきて良かった。全国でもベストを尽くしたい」と話した。
紙コップを運ぶなどして陣取りする「活用」、自陣に引き込んだロープの本数を競う「応用」、技術・家庭科で学んだことを動画にした「動画作品」、基礎部門のロボットをパソコンのプログラミングで動かす「制御」の4部門もあった。
各部門の上位計14チームは、来年1月に東京で開かれる全国大会に出場する。県勢は「カミナリ☆オコシ」と「ハッピーターン」の2チームが出場権を得た。
「カミナリ」「ハッピー」以外の県内中学の成績は次の通り。
[基礎]ベスト4 ブラックサンダー(城ノ内)▽ベスト8 森のくまさん、TOKOTOKO(以上鳴門教育大付属)、すっぱむーチョ、おっとっと(以上城ノ内)▽ベスト16 スヌーピー(鳴教大付属)[活用]ベスト16 イオ(坂野)[応用]ベスト16 MRTⅢ(城ノ内)