漁業管理のあり方について講演する西村助教=美波町の由岐公民館

 漁獲量の自主規制などによって、水産資源を保護する「漁業管理」について学ぶ研修会が、美波町由岐公民館であった。独立行政法人水産大学校(山口県下関市)の西村絵美助教(35)の講演に、町内外の漁業関係者26人が耳を傾けた。

 漁業管理は漁業者が合意の上で、漁獲方法や漁獲量を規制する仕組み。西村助教は、イセエビの資源保護のため、網の目の大きさによる制限や禁漁期間を設けている三重県志摩市・和具地区と、スケトウダラ漁の漁期を自主制限している北海道檜山海域の2例を紹介した。

 西村助教は、乱獲を防いで資源を維持し、漁業者の所得向上や後継者育成につなげるルールづくりが必要と強調。「漁業を安定的に存続させるためにも、関係者同士が協力するネットワークを築くことが重要だ」と訴えた。

 研修会は水産業の活性化へ向けて、漁業管理に理解を深めてもらおうと、町と町地域水産業再生委員会、海部上灘漁業振興会が企画した。