小松島西高校(小松島市)で、旬の野菜を使った料理に上勝町産の葉っぱなどのつまものを添え、来場者に提供する「彩(いろどり)カフェ」が開かれた。
食物科2年生35人が和食と洋食の各セットメニューを考案し、500円で販売。和食には赤いモミジや柿の葉などを、長芋のユズみそ田楽、カボチャの浮島、肉団子鍋に添えた。洋食でも自分たちで用意したイチョウの葉をパン皿に置き、見た目を華やかにする工夫を凝らした。
来場者は、つまもので季節感が増した料理を見て楽しんだり、口に運んで舌鼓を打ったりした。高原紗貴さん(20)=阿南市富岡町、調理師=は「モミジの美しさに負けないくらい、料理もおいしかった」と喜んでいた。
和食の調理や盛り付けを担当した中山志乃さん(17)は「明るい色合いになる葉を選んだ。料理に高級感が出ることも実感できた」と話した。
彩カフェは、文部科学省のスーパー食育ハイスクール事業の一環。