視覚障害者や盲導犬について理解を深める出前授業「NEC盲導犬キャラバン」が9日、阿波市阿波町の久勝小学校であり、3~6年生108人が参加した。
講師の日本盲導犬協会島根あさひ訓練センター(島根県)職員が、センターの盲導犬「ウィティ」に指示をして、障害物を避けて歩くことなどを実演。利用者の安全を守る役割があることを紹介した。
盲導犬と出合った時の注意点として、触らず声を掛けないことを挙げ「集中力が切れて事故につながるので、約束を守って」と呼び掛けた。
目隠しをした児童2人が、盲導犬との歩行体験もした。6年の山本愛花さん(12)は「安心して歩けた。すごく賢いので驚いた」と話した。
同市吉野町の柿原小学校でも出前授業があった。授業は、NECが2006年から全国の小中学校を対象に行っている社会貢献活動の一環。県内で初めて開いた。