徳島県信用保証協会と徳島文理大は9日、活力ある地域づくり推進に向けた包括的連携協定を締結した。協会職員が講師を務めるなどして、学生の起業をサポートする。県保証協が同様の協定を結ぶのは四国大に続いて2例目。
文理大で締結式があり、山内茂昭専務理事と桐野豊学長が協定書に調印した。山内専務理事は「地域に貢献できる人材を育てるために協力したい」と話し、桐野学長は「起業を目指す学生が多く出てきてもらいたい」と期待を寄せた。
協会と文理大は地域振興や人材育成、起業力を養う講座などで相互連携する。第1弾として、文理大人間生活学部の古本奈奈代教授が担当する「社会調査研究Ⅰ」の講義で、協会職員が講師を務める。本年度は1月から5回の予定で、学生のビジネスプラン作成を指導する。
今後、起業サークルの支援やベンチャー企業へのインターンシップ(就業体験)の仲介も行う。