鳴門市と藍住、上板両町で藍染の体験会やファッションショーなどがあり、子どもらが藍の魅力に触れた。
自作藍染ファッションショー初の予選 藍住町
町教委が10月に開く自作藍染ファッションショー「インディゴコレクション2018」のプレイベントとして、初の予選会が奥野のゆめタウン徳島であった。
町内外の54人が「幼稚園から中学生まで」「高校生以上」「親子ペア」の3部門に分かれて参加。自慢の衣装を身にまとって特設されたランウェイの上を歩き、訪れた買い物客らの目を引いていた。
町職員ら5人が、衣装の出来栄えなどを審査し、本番の出演者42人を内定した。予選会に出られなかった高校生以上の希望者も含めて、ショーには約70人が出演する予定。8、10月にウオーキングレッスンとリハーサルを行う。
ショーは今年で3回目。10月21日に町役場4階町民シアターで行われ、特設ランウェイで自作の衣装を披露する。
藍染作家の作品即売ブース人気 上板町
県内藍染作家が手掛けた作品の展示・即売や藍染体験ができる「藍マルシェ」が泉谷の体験型観光施設・技の館で初めて開かれ、家族連れら約800人が訪れた。
町内外の藍染作家やグループが18ブースを構え、藍染のベビー服、アイマスク、アクセサリーなどが並んだ。ハンカチやコースターなどを藍の生葉で染める体験コーナーも人気を集めた。
1階玄関ホールの天井に張られたロープには、45センチ四方の藍染ハンカチが122枚つるされた。インスタ映えする涼しげな藍の色合いに、来館者らは写真を撮るなどしていた。
県の「とくしま藍推進月間」(7月)に合わせ、藍染の染料・すくもの生産量日本一である町をPRしようと技の館が企画した。
染色のこつなど学ぶ 鳴門市
撫養町のキョーエイ鳴門駅前店で藍染・草木染の体験会があり、約60人が参加した。
染色教室「彩(いろどり)」の藤澤千代子代表(88)らが「染色液につける回数が多いほど、色が濃くなる」などと説明。参加者は、ハンカチやストールの端をくくるなどして藍染を楽しんだ。
鳴門第一小1年の日下朝陽さん(6)は「きれいな色が出てうれしい。おばあちゃんにプレゼントしたい」と笑顔だった。
体験会は、市の「We Loveなるとまちづくり活動応援補助金事業」の一環。