河野太郎消費者担当相が消費者庁長官ら職員を2015年度中に神山町に派遣して試験的に仕事をさせる考えを明らかにしたことを受け、徳島県の平井琢二地方創生推進課長は15日の県議会過疎・少子高齢化対策特別委員会で、週内にも庁内に準備チームを設置する考えを示した。山西国朗氏(明政会)の質問に答えた。
 平井課長は「(河野氏から消費者庁の移転について)可能性のある提案だという発言をいただいた。準備チームを立ち上げ、支障が出ないようにしっかりと対応したい」と述べた。
 同課によると、チームは危機管理部や政策創造部などの実務者10人程度で構成。ICT(情報通信技術)の専門知識を持つ職員を中心に東京都内の同庁と神山町のオフィスを結ぶネットワーク構築に向けた準備などを行う。