選挙権年齢が18歳以上に引き下げられるのを受け、県明るい選挙推進協議会連合会などは16日、阿南市の富岡東高校で選挙スクールを開いた。1年生200人が、模擬投票などを通じて政治参加への意識を高めた。
県選挙管理委員会の美原隆寛係長が選挙の意義などについて解説した後、生徒5人を候補者役として模擬投票を行った。
5人は「若者が活躍できる日本にするために」を論点に、「子育て世代への支援」「起業への助成」「異文化を理解するため学校行事に外国の祭りを取り入れる」といった公約を掲げ、支持を呼び掛けた。
演説を聞き比べた生徒は本物の投票用紙や記載台、投票箱を使い、意中の候補に1票を投じた。清田哲志君(16)は「実際にやってみて、投票は面倒だという気持ちがなくなった」と話した。
同連合会は17日から21日にかけて穴吹、池田、鳴門渦潮の各高校でスクールを開く。