神山町の襖からくりを紹介した4K映像作品の一場面(えんがわ提供)

 徳島大地域創生センターは、徳島市の阿波十郎兵衛屋敷や神山町の映像制作会社「えんがわ」と連携し、阿波人形浄瑠璃を高画質な4K映像で紹介する取り組みに乗り出す。最先端技術と伝統文化を結び付け、人形浄瑠璃の活性化につなげるのが狙い。第1弾として18日、農村舞台で人形浄瑠璃とともに上演されてきた「襖(ふすま)からくり」の4K映像を同大常三島キャンパスで上映する。

 「4Kデジタル襖からくり」と題し、神山町神領の農村舞台「小野さくら野舞台」に残る襖からくりを撮影した映像や、同町阿野にあった小童神社の襖からくりのモノクロ写真をデジタル処理してカラー化した画像などを紹介する。

 上映時間は約5分。地域の伝統的な風景の保存、継承に取り組むえんがわが2014年に制作して各種イベントで上映してきた作品を再編集した。

 地域創生センターは「阿波人形浄瑠璃共創プロジェクト」として3Dプリンターによる阿波木偶の製作などに取り組んでおり、4K映像上映もその一環。

 イベントを担当する同大大学院の浮田浩行講師(画像処理)は「地域と大学とのコラボレーションによって人形浄瑠璃を盛り上げたい」と意気込んでいる。

 午後6時半から同大フューチャーセンターで。とくしま座による「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」上演もある。入場無料。