準々決勝の駒大苫小牧戦で7回表に2点二塁打を放つ鳴門工の4番上野武生=2005年8月17日、甲子園球場

 第85回(2003年)は、春の選抜大会にアベック出場した鳴門工が16強、徳島商が4強入りしており、徳島大会から注目を集めた。

 優勝したのは両校を準決勝、決勝で相次ぎ破った小松島で、初出場を果たす。甲子園では初戦の2回戦で旭川大高(北北海道)を相手に、三、五、七回に集中打を浴びせて圧勝。3回戦の桐生一(群馬)戦は三回表に4点先制したが、その裏一挙6点を失って敗れた。

 第86回(04年)は鳴門一(現鳴門渦潮)が初めて出場した。1回戦では千葉経大付(千葉)と対戦。三、四回に計4点の先行を許し、攻撃では9安打を放ちながら七回の1点にとどまった。

 3年ぶりとなった第87回(05年)の鳴門工は、打線が破壊力を見せつけた。開幕試合となった1回戦の宇都宮南(栃木)戦は、一回2死走者なしから5長短打と四球で5点を先制。その後も攻撃の手を緩めず、計16安打14得点を挙げた。2回戦の丸亀城西(香川)戦は五回以降に小刻みに得点。投げては左腕田中暁が3安打11奪三振で完封した。3回戦の高陽東(広島)戦は0―1の四回に4点、五回に3点を奪い、14安打10得点で大勝した。

 大会2連覇を狙う駒大苫小牧(南北海道)との準々決勝でも打線は好調。3―1で迎えた七回表、三回途中から登板していた田中将大(米大リーグヤンキース)に連続適時打を浴びせ3点を挙げ、点差を5点に広げた。金星をつかみかけたが、その裏、5安打に2死球と3失策が絡んで一挙6点を失う大逆転を喫し、県勢22年ぶりの4強入りを逃した。

 第88回(06年)と第89回(07年)は徳島商がいずれも初戦で敗退した。第88回は1回戦で仙台育英(宮城)に序盤から点を奪われ、打線は5安打1得点にとどまった。第89回は2回戦の開星(島根)戦で、9四死球を選びながら2安打にとどまり、敵失による1点しか取れなかった。

 第90回(08年)は鳴門工が3年ぶりに出場した。本荘(秋田)との1回戦では、2―3で迎えた九回裏、1死満塁からの連続適時打でサヨナラ勝ち。2回戦の関東一(東東京)戦は、0―3の四回表に2点を入れ追い上げたが、届かなかった。鳴門工は12年4月に鳴門一と統合して鳴門渦潮になったため、鳴門工での甲子園出場は最後となった。

 徳島北が開校13年目で春夏通じて初めて甲子園の土を踏んだのは第91回(09年)。優勝候補の日大三(西東京)と対戦した1回戦で3安打2得点に抑えたが、打線が四回のスクイズ失敗などで好機を生かせなかった。

 第92回(10年)の鳴門は、春の選抜大会を制し、夏も優勝する興南(沖縄)と1回戦で対戦。13被安打に7失策が絡み完敗した。(敬称略)