18日午前の徳島県内は、冬型の気圧配置の影響などで冷え込み、阿南市蒲生田と美波町を除く県内6観測地点で今季の最低気温を記録した。前日に続き、県西部の山間部を中心に雪が積もった。
徳島地方気象台によると、県内の上空約1500メートルに氷点下6度以下の寒気が流れ込んだほか、高気圧に覆われた沿岸部では放射冷却の影響で気温が下がった。
今季最低だった6地点の朝の最低気温は、三好市東祖谷京上氷点下2・2度、那賀町木頭出原同1・5度、三好市池田町同1・2度、海陽町同0・6度、美馬市穴吹町0・5度、徳島市3・9度。各地で平年を1~2度下回った。
三好市西祖谷山村では午前9時に4センチの積雪を観測。平家屋敷民俗資料館近くにあるかやぶき門(旧料金所)周辺では、門の屋根や木々に雪が積もった。
19日は高気圧に覆われておおむね晴れる見込み。最低気温は徳島市と美波町で5度、三好市池田町で0度と予想しており、寒さは少し和らぎそう。