美波町山河内地区で19日、農山村生活を体験するモニターツアー(町など主催)が始まり、町内の地域活性化支援会社あわえの社員ら13人が、ユズ搾りやスギの伐採に取り組んだ。
農業春田裕計さん(56)が所有するユズ畑やスギ林で作業。約300個のユズを一つずつ搾り、果汁を500ミリリットルの瓶に詰めた。約300メートル離れたスギ林では、チェーンソーで丸太を切る作業にも挑戦した。
橋本花梨さん(23)=福島県二本松市出身=は「農業など1次産業に興味があるので、体験できてよかった」と話した。
参加者は春田さん宅に民泊。20日は町有の山林でケヤキやクヌギ、モミジなど広葉樹の植林体験を行う。
モニターツアーは、地区の活性化を目的に初めて企画された。参加者の感想を参考に、主に県外客を対象にしたツアー開催を目指す。