白下糖の「研ぎ」の作業に精を出す職人=上板町の岡田製糖所

 全国各地で和菓子などの原材料に使われる阿波和三盆糖の製造が、上板町泉谷の岡田製糖所で始まった。

 生産農家45戸から仕入れたサトウキビを機械で搾り、あくを抜いた後、釜で煮詰めて黄金色の白下糖を精製する。

 作業場では白下糖の結晶を細かくするための「研ぎ」の作業を行われており、職人は白い息を吐きながら何度もこねていた。練った後に重しを乗せて糖蜜を抜く作業を5日間繰り返すと、舌触りの滑らかな白い和三盆糖が完成する。

 白下糖の精製は来年2月、研ぎの作業は6月まで続き、70~80トンの出荷が見込まれる。

 岡田和廣社長(56)は「今年は秋に雨が少なく、サトウキビが育っている。昨年よりも良い品質が期待できる」と話している。