台風12号の影響で県南の海は波の高い状態が続いている。各渡船は、出船を見合わせた。
[波止]<今切川>28日、右岸で終日沖アミを餌に23センチ前後のチヌ2匹。別の人が同型のチヌ1匹と30センチのキビレ1匹。
<小松島港沖ノ一文字>28日、赤灯付近はサビキ仕掛けでアジを狙い11センチ前後を500匹。
[友釣り]<勝浦川>28日、水位は平水より10センチ低く少し濁りがあった。沼江周辺で終日、17~21センチのアユ25匹。同所で昼から、27~23センチを23匹。
<海部川>28日、水位は平水。通称グラウンド前で7時から9時間、13~21センチのアユ41匹。大井で終日、16~20センチを38匹。別の2人も同時刻、同型を27匹と26匹。三ケ尻、他三カ所を回った方が型は未確認だが29匹。(県釣連盟報道部)
◆コラム◆
台風通過直後の海で魚は釣れるのかと聞かれることがある。これは魚種によって異なる。よく釣れるようになるのは、荒れていたり濁っていたりするほうがいいチヌ。岸壁などににいるカニや貝類などが波で落ちてくるのを狙って接岸してきます。濁りがあるためかこんな時は、食い気も旺盛で警戒心も解かれるため釣りやすくなる。同じような理由でスズキも動きが活発になる。ルアーで狙うと思わぬ釣果に巡り合えることも。
逆に、釣れにくくなる魚は、アジやイワシなどの回遊魚系の小魚。港や湾内の穏やかな場所ではよく釣れる場合もあるが、多くの雨水による真水を嫌うためと思われる。同様にキスやイカも真水を嫌うため極端に釣れなくなる。
大風が通過後の海は、うねりが残り、定期的に大きな波が来る場合もある。危険を感じる場所には近づかず、足場の安定した場所であってもライフジャケット着用など、安全装備を着用し楽しみたい。