名画を背に陽気な民族音楽が披露されたコンサート=鳴門市の大塚国際美術館

 鳴門市鳴門町の大塚国際美術館で28、29両日、ヨーロッパ・アルプス地方の民族音楽コンサートがあり、伝統楽器で奏でられる陽気な音楽に大勢の家族連れらが聴き入った。

 システィーナホールを舞台に、東京を拠点に活動する音楽グループ「エーデルワイスカペレ」の5人が10曲を披露。アコーディオンやトランペットのほか、カウベルやアルプホルンといった伝統楽器を演奏した。

 最前列で聴いていた神戸市の会社員石田優さん(35)は「ホールの荘厳な雰囲気と民族音楽の取り合わせがよかった」と話した。

 コンサートは、ゴッホの「ヒマワリ」7点の陶板画を並べた開館20周年記念展の関連イベント。原画のうち1点がドイツ南部ミュンヘンの美術館にあることから、現地の民族音楽をテーマに企画した。