「讃岐男に阿波女」。古くから働き者のたとえとして使われてきました。今でも活躍する女性を「阿波女」と表現することもあります。

 そんなイメージを裏付ける調査結果が発表されました。徳島経済同友会が会員企業に阿波女が持つイメージを複数回答で尋ねたところ、「働き者」が77・1%で最も多く、次いで「しっかり者」が68・7%。「明るい」55・6%、「元気」55・1%でした。

 女性活躍に関して徳島県は、全国のトップクラスとなっています。2020年国勢調査で官民合わせた女性管理職比率が19・6%と都道府県別で1位だったほか、22年の帝国データバンクの調査では女性社長比率が11・6%で沖縄と並んでトップになりました。

 魅力度ランキングをはじめ、何かと全国順位が低い徳島県にとっては、特異な姿と言ってもいいかもしれません。

 調査では、阿波女をもっと生かすよう求める結果も出ています。阿波女が県の強みの一つと思うかとの質問には「まあまあそう思う」(32・2%)、「そう思う」(27・1%)、「とてもそう思う」(24・8%)を合わせると8割を超え、経済活性化や雇用対策に生かしてほしいとの意見が多くありました

 徳島経済同友会阿波女活躍・ダイバーシティ推進委員会の坂田千代子委員長はこう話しています。「女性活躍を示すデータと合わせて、阿波女をブランディングして発信すれば、注目度も上がり、移住者の誘致にもつながるのではないか。行政には阿波女をPRするとともに、先進県として女性に優しい環境整備を進めてほしい」

 個人的には、他にも目を引く結果がありました。阿波女が働き者で活躍している理由を複数回答で聞いたところ、「小規模事業者が多い」(38・0%)「県民性 DNA」(36・2%)「家計の厳しさ」(31・0%)のほか、「阿波男が寛容である」(29・6%)「女性が働きやすい環境がある」(29・1%)といった回答がありました。

 「阿波女」の活躍の背景には、「阿波男」の存在があるのかもしれません。「讃岐男に阿波女」でなく、「阿波女に阿波男」で売り込んでは、いかがでしょうか。(T)