南阿波丼をPRするCMを撮影する住民ら=海陽町鞆浦

 吉本興業グループが海部郡を舞台に、アオリイカ、アワビなど県南の食材を使った「南阿波丼」のCM制作を進めている。2016年4月に沖縄県で開かれる沖縄国際映画祭(同実行委主催)のCMコンテストに出品する。各都道府県で活動する同社の芸人が住民と一緒に地域の魅力を伝え、作品の出来栄えを競う。郡内の11カ所で撮影を行い、豊かな農水産物と自然をアピールする。

 CMには、お笑いコンビ・キャンパスボーイのほか、美波町のPRキャラクター・かめたろう、海陽町のキャラクターアイドル・うみぱる、同町のサーフィン愛好家永原レキさん(33)らが出演する。撮影は8、9の両日に行った。

 最終シーンとなる海陽町鞆浦の海岸では、出演者ほぼ全員が集まり、カメラに向かって笑顔で手を振った。美波町の大浜海岸、牟岐町の出羽島、海陽町の海部川河口などでも、住民が丼を紹介するシーンをカメラに収めた。

 映画祭は吉本興業グループが運営。今回は地域を紹介するCMのコンテストに食をテーマにした部門を設け、都道府県ごとに30秒の作品を制作することにした。作品は同社の動画サイトに来春公開してインターネット投票を行い、映画祭でグランプリを決める。映画祭の後、地元自治体がPRのため自由に使えるようにする。

 徳島県のCM制作を担当するのは、両親が海部郡出身のよしもとクリエイティブ・エージェンシー社員川崎純子さん(30)。美波、牟岐、海陽の各町商工会と協議し、地元産品が盛りだくさんの南阿波丼を素材に選んだ。

 川崎さんは「県南を明るく元気にできるようなCMを作ってグランプリを取りたい」と話した。