寸劇用ATMの組み立て方を美馬署員に教えるつるぎ高生(左の2人)=同署

 つるぎ高校(つるぎ町)の建設科建築コースの3年生4人が、木製の模擬ATM(現金自動預払機)を作り、美馬署に寄贈した。特殊詐欺の被害防止に向けて同署が開いている啓発寸劇で、小道具として役立ててもらう。

 模擬ATMは高さ約1・3メートル、幅と奥行きは約60センチで、ほぼ実寸サイズ。ベニヤ板製で耐久性を高めた。寸劇が行われる会場まで持ち運べるよう簡単に分解、組み立てられる。

 操作パネル部分はアクリル板を使い、通帳やキャッシュカードの挿入口、ATMセンターとの通話用のヒノキ製の受話器も備えるなど、本格的な作りになっている。

 美馬署は、高齢者を対象にした防犯講習会で毎月1回程度、振り込め詐欺などの事例を寸劇で紹介。これまでは署員が手作りした段ボール製のATMを使っていたが、傷みが目立っていたため、同校に新しいATMの製作を依頼していた。

 川島大生君(17)は「組み立て式の設計をみんなで考えるのが難しかった。講演などで使ってもらい、少しでも特殊詐欺の被害が減ってほしい」と話した。