99年の生涯で400以上の著作を残した瀬戸内寂聴。小説、随筆、法話集など作品は膨大で、ジャンルも幅広い。笑顔の僧形姿ばかりが強調されがちだった寂聴の文学に触れるきっかけにしてほしいと、顕彰団体「瀬戸内寂聴記念会」が一周忌の11月9日に合わせて創刊したのが、文芸誌「寂聴」だ。

 1981年に徳島で開かれた寂聴塾の塾生で記念会会長を務める岡本智英子は、創刊に寄せて「合言葉は二一二一」と題した決意を表明している…