古本市のイベントについて打ち合わせをする、谷さん(右奥)ら実行委の4人=美馬市脇町の複合施設「うだつ上がる」

古本市のイベントについて打ち合わせをする、谷さん(右奥)ら実行委の4人=美馬市脇町の複合施設「うだつ上がる」

 美馬市脇町のうだつの町並みにある複合施設「うだつ上がる」で27日、古本市のイベントが開かれる。若者4人が同施設で出会い、イベントを企画した。本をきっかけにした交流の場づくりを目指す。実行委員会代表の谷亜央唯(あおい)さん(22)=同市穴吹町穴吹=は「自分自身の『わくわく』を大切にした活動が、地域のにぎわいにつながればうれしい」と意気込んでいる。

 イベントでは、徳島県内外の愛好家13組が古本や自作の出版物、紙雑貨などを販売。飲食店の出店もあり、キューバサンドやスイーツ、チャイを提供する。

 谷さんは高知大で地域経済学を専攻し、ゼミのフィールドワークを通じ、まちづくりに興味を持った。古里の活性化を図りたいとの思いから、卒業後の4月にUターンした。本にのめり込んだのも学生時代。高知市内で開かれていた古本市で個人書店の存在を知り、各店で異なる品ぞろえや店主とのコミュニケーションに魅力を感じた。

 9月、古本市のイベント実現に向けて動き始めた。過去にイベントを企画した経験があるライター髙木晴香さん(24)=藍住町勝瑞=と「うだつ上がる」で出会い、意気投合。施設代表の高橋利明さん(44)を通じて知り合った、施設で働く井上美波さん(26)=神山町神領、デザイナー岑田安沙美さん(26)=東みよし町足代=が実行委に加わった。

 チラシと交流サイト(SNS)で出店者を募集したところ約2週間で目標に達した。「同じ趣味を共有する楽しさを味わってほしいし、地元の中高生にも遊びに来てほしい」と谷さん。SNSを毎日更新し、出店者や会場周辺の観光スポットの情報を発信している。

 イベントは午前10時~午後5時。問い合わせはudatsunoagaru.bookmarket@gmail.com。