白石興二郎氏

 白石興二郎氏

 政府は25日の閣議で、白石興二郎駐スイス兼リヒテンシュタイン大使(76)の辞職を決定した。白石氏は2019年9月に読売新聞グループ本社会長からスイス大使に起用され、同年10月にリヒテンシュタイン大使も兼任した。マスコミ関係者が大学教授や評論家を経て大使に就任した例はあるが、直接大使に起用されるのは異例で、権力監視を担うメディアと政権の接近を懸念する声が識者から上がっていた。

 外務省関係者は辞職理由を「外部から起用した大使の任期は3年程度のため」と説明した。林芳正外相は記者会見で「人事は、人格や識見を踏まえて適材適所の考え方で行っている」と述べた。