廃校の校舎を活用してオープンする宿泊施設「ハレとケデザインホステル」=三好市池田町大利

 三好市池田町の旧出合小学校に、校舎を活用した宿泊施設「ハレとケデザインホステル」とバー「音楽室」が完成した。同小でカフェを営む植本修子さん(43)=同町中西=が企画し、今月、簡易宿泊所の営業許可を取得した。予約すれば低料金で宿泊でき、懐かしい校舎の雰囲気に浸りながらゆったりと過ごすことができる。

 宿泊施設は、校舎2階にある空き教室(約48平方メートル)2部屋に間伐材の県産杉で床を張り、落ち着いた雰囲気に改装した。洗面台も備えている。

 1室は親子連れに楽しんでもらえるよう、部屋を一つの街に見立て、家をかたどった可動式ベッド6台を並べた。相部屋形式で、1人1泊3800円。もう1室は寝袋や寝具を持ち込んで利用でき、最大で約10人が宿泊することができる。1人1泊1000円。

 いずれの部屋も貸し切りにできる。トイレは1階のカフェと共同。風呂はなく、近くの温泉などを利用してもらう。夕食はないが、予約すれば朝食を用意するほか、朝食用のパン作りワークショップに参加することもできる。

 一方、かつての職員室を改装したバーは約40平方メートルで、音楽ライブも開催できる。学校備品だった棚を使ったバーカウンターやライブ会場風の照明を取り付けた。ビールやワインなど約5種類の酒を提供する。ライブの出演者や鑑賞に訪れた人の宿泊を見込んでいる。

 周辺の自然に引かれて東京から移住した植本さんは、1階のランチルームや図書室を改装して14年10月からカフェを運営している。

 16年4月からは、地元住民を講師に迎えて川遊びや山菜採りを楽しめる親子向け合宿を開く。

 植本さんは「満天の星空を眺めたり、シカの鳴き声を聞いたりしながら、夜ならではの魅力を感じてもらえれば」と話している。問い合わせ、申し込みはハレとケデザイン舎<電0883(75)2208>。