徳島市大原町内開の小川フェネリーひとみさん(44)が同市の姉妹都市・米サギノー市に贈る阿波踊り衣装の提供を呼び掛けたところ、県内の踊り子から法被や着物約50着が寄せられた。徳島市国際交流協会を通じて現地に送り、今秋の「日本祭」で活用される。
集まったのは男踊り用や子ども用の法被のほか、足袋、小物、女踊り用の着物や編みがさなどで、県内の踊り連のOBらから譲り受けた。小川さんは「衣装不足で困っていたので本当にありがたい」と喜ぶ。
衣装は、日本祭を企画したサギノー市全権特命公使のモスナー陽子さん(81)=同市=宅に郵送される。
徳島市国際交流協会の森住博会長(70)は「阿波踊りがサギノー市で根付いてくれるとうれしい」と話した。
小川さんは夫の仕事のため、昨年8月から12月までサギノー市で暮らしていた。9月の日本祭で、在住日系人ら約20人に呼び掛けて阿波踊りを披露したが、法被が数人分しかなかった。今秋の日本祭では本格的な衣装で踊ってもらおうと、提供を呼び掛けていた。
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