徳島市役所で9日、新規採用職員を対象にした恒例の阿波踊り演習があり、職員65人がぞめきのリズムに乗って汗を流した。
 
 市のイメージアップキャラクター・トクシィと有名連に所属する職員3人が基本的な手足の動かし方などを指導した。新人職員は男踊りと女踊りに分かれて繰り返し踊った。

 65人のうち踊った経験が全くなかったのは6人。その一人で松山市出身の西部絵理さん(28)は「手をずっと上げておくのが大変だった。阿波踊りなどの市の魅力をアピールしていきたい」と話した。
 
 演習は研修の一環。市は伝統文化の継承のため、1993年度から研修に踊りを取り入れている。

◎鳴門市長が41人を激励

 鳴門市内の事業所に今春就職した若者を対象にした激励大会が8日、同市撫養町の市老人福祉センターであった。
 
 製薬や建設など13社の41人が出席。泉理彦市長が「皆さんが地方創生の中心を担っていく。企業や家族のために働き活躍することが地域を支え、日本の発展につながることを認識してほしい」とあいさつし、各社の代表に激励状を手渡した。
 
 出席者を代表し、富田製薬に就職した市瀬彩香さん(25)が「若い力と勇気で困難を乗り越え、与えられた仕事に全力を尽くしたい」と決意を述べた。
 
 大会は若年労働者の定着を目的に市と鳴門商工会議所、大麻町商工会が毎年開いている。