徳島市のとくしま動物園北島建設の森で夏に生まれたライオンの子ども3頭は元気に育っています。休園日の5日に取材しました。
母親のムーンと一緒にパドックに出てきた子どもたち。しばらくは岩場の上でひなたぼっこをしていましたが、やがてお互いに追いかけっこを始めました。相手の体に飛びつき、押し倒し、首筋をかむ...。え、本気?
飼育員の兒島健一さん(42)によると、先週からムーンが子どもたちに狩りを教えるような仕草を見せているそう。野生では雌が狩りをするため、特に雌の子どもライオンを相手にしている印象と言います。
3頭とも健康状態は良好で、食欲も旺盛。ミルクを複数回飲み、馬肉や豚肉など1日平均500グラム程度の肉を食べるそうです。気のせいか芝生を踏む足音に重みも感じられるようになりました。動きも速くなり、跳躍力もどんどん伸びています。
3頭の名前の募集は11月末に締め切られ、千通以上の応募がありました。発表日は未定ですが、応募のあった名前の中から候補を絞り、一般投票してもらう方法も検討中とか。学芸員の小川嘉弘さん(49)は、3きょうだいのつながりが感じられる名前を付けたいと話しています。ちなみに母親ムーンのきょうだいは、アースとサンだそうです。