社員(右)から紙の製造工程について説明を受ける子どもたち=阿南市の王子製紙富岡工場

 阿南市の「子どもの仕事体験ツアー」が、同市内であり、親子連れら33人が工場見学などを通して仕事への理解を深めた。

 市内の小学5年~中学3年の23人と保護者10人が、王子製紙富岡工場や大型船への積み込み作業、サテライトオフィス(SO)を試験的に開設できる施設「あなんスマート・ワークオフィス」などを見学した。

 富岡工場では、製造工程や古紙を使ったリサイクルの取り組みなどを紹介ビデオで見た後、1日当たり千トンの紙を造る最新鋭の製造ラインの説明を受けた。

 那賀川中2年の粟飯原蒼流君(13)は「工場で大きな機械を見て環境保護の取り組みを知った。地元で働きたいのでためになった」と話した。