天体望遠鏡から火星を観察する来場者=阿南市那賀川町の市科学センター

 約15年ぶりに火星が地球に大接近した31日、阿南市那賀川町上福井の市科学センターで火星の観望会が開かれ、大勢の親子連れらが天体ショーを楽しんだ。

 センターの今村和義専門指導員が、起伏のある火星の地形や観察のポイントをスクリーンで説明。来場者はセンター内の天文館に移り、四国最大の天体望遠鏡で観察した。

 火星で発生している砂嵐や台風の影響で、表面は見えにくかったものの、赤い光が見えると歓声が上がった。

 平島小5年生原遥輝君(10)は「赤い光がはっきり見えた」と話した。
ほぼ同じ大きさで見られる今月14、15日にも観望会を開く。