徳島市のとくしま動物園北島建設の森で今夏生まれたライオンの子ども3頭は元気に育っています。休園日の12日に取材しました。
今回は3頭のために新しい「おもちゃ」が用意されていました。一つは長さ30センチ前後に切った丸太。子どもたちは抱きついたり、爪を立てて引っかいたりと大騒ぎです。
もう一つは漁具の浮き玉のような黒いボールです。3頭は転がるボールの上に乗ろうと四苦八苦。転げ落ちるたびに順番を交代しながら遊んでいました。
飼育員の兒島健一さんによると、これまでパドックに設置されていたタイヤのアスレチック遊具も体の成長に合わせて少し高くしたそうです。
誕生から約4カ月。体つきが一段としっかりしてきて、母親ムーンによる「狩り」の練習も続いています。きょうだいの間では単独行動する時間が少しずつ増えてきたとのことです。
もうすぐクリスマス。24日は3頭にお肉がプレゼントされます。動物園ではクリスマスの衣装をした来園者の入場を無料にするなどのキャンペーンを予定しています。
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3頭の名前を決める投票が始まりました。動物園に寄せられた候補の中で担当者が絞り込んだ3候補から選びます。3候補は以下の通り。
【A】3頭が終戦記念日の8月15日生まれであることから、それぞれ「平和」を意味する単語で
雌「モエル」(ウクライナ語)、雄「アマニ」(スワヒリ語)、雄「パーチェ」(イタリア語)
【B】徳島生まれであることから
雌「マユ」(眉)、雄「ウズ」(渦)、雄「インディゴ」(藍)
【C】母親ムーン(月)にちなんで
雌「ビーナス」(金星)、雄「ジュピター」(木星)、雄「ウラヌス」(天王星)
来園時の投票に加え、ネット投票、郵送による投票を20日まで受け付けています。