ところどころ雪の残るパドックで遊ぶ子ライオン=19日

ところどころ雪の残るパドックで遊ぶ子ライオン=19日

ぺろっと白い雪をなめて「味」を確認=19日

ぺろっと白い雪をなめて「味」を確認=19日

大人びた顔つきに変わってきた子ライオンたち=19日

大人びた顔つきに変わってきた子ライオンたち=19日

母親のそばで体を寄せ合い寒さをしのぐ子ライオンたち=19日

母親のそばで体を寄せ合い寒さをしのぐ子ライオンたち=19日

 徳島市のとくしま動物園北島建設の森で今夏生まれたライオンの子ども3頭は元気に育っています。休園日の19日に取材しました。

 獣舎のおりが開くと初めて見る景色が広がっていました。白い息を吐きながら、うっすらと雪化粧したパドックへ足を踏み入れた子ライオン。遊具の丸太や芝生の上に残る白い雪を、時折ぺろっと舌でなめたり、前足でなぞるように触ったりしながら歩き回ります。

 獣舎の外はやはり寒かったのでしょうか。子どもたちは体を寄せ合い「サル団子」ならぬ「獅子団子」姿でひなたぼっこ。3頭が背中を丸めて仲良く並んだ後ろ姿がとてもほほ笑ましく見えました。

 寒くても狩りの練習は休みません。3頭は母親ムーンに促され、じゃれ合いながら互いに首筋をかんだり、相手を押し倒したり。時には「ガァ」という野太い声も響きました。

 飼育員・兒島健一さんによると、雄と雌の体つきや顔の違いが一層はっきりしてきました。特に雌は少し線が細く、雰囲気も異なるそう。子どもたちが食べる肉の量は2週間前の500グラムから少し増えているといいます。

 24日のクリスマスイブはツリーに見立てたカシの木に肉をぶら下げ、リースなどの飾り付けもするそうです。クリスマスを楽しむ3頭の姿をぜひ見学しましょう。

【動画】https://youtu.be/fo6-V6-_UdQ