第95回大会準々決勝の花巻東戦で、9回の攻撃を前に円陣を組む鳴門の選手たち=2013年8月19日、甲子園球場

 第93回(2011年)は徳島商が4年ぶりに出場した。初戦の2回戦では藤代(茨城)に1点を先行されるが、四、五回に適時打で計3点を奪って逃げ切り、11年ぶりの夏白星を挙げた。3回戦の光星学院(青森、現八戸学院光星)戦は序盤から打ち合いとなり、三回を終え5―6となった。四回以降は一転し守り合いで互いに点が入らず、追い付けないまま敗れた。

 第94回(12年)から5年連続で、鳴門が県代表の座をつかんだ。5連覇は県内では初めて。春の選抜大会8強に続く躍進を狙った第94回は、初戦の2回戦で済々黌(熊本)に4安打1得点と打線が振るわず競り負けた。

 4季連続出場となった第95回(13年)は、「渦潮打線」の復活を全国の高校野球ファンに印象付けた。1回戦の星稜(石川)戦では1―1の七回に打者11人の猛攻で8得点を挙げる。八回にも3点を加え、夏の甲子園では33年ぶりの白星を飾った。2回戦の修徳(東東京)戦は5―5で迎えた延長十回、無死満塁の好機に適時打でサヨナラ勝ちし、63年ぶりの2勝目となった。

 3回戦の常葉学園菊川(静岡)戦は21安打17得点の猛攻で圧勝し、県勢8年ぶりの8強進出を果たした。準々決勝の花巻東(岩手)戦は3―2で迎えた八回に3連続適時打で3失点を許す。九回は2死満塁から1点返したものの、後が続かなかった。

 第96回(14年)では初戦の2回戦で近江(滋賀)と対戦。六回までに8点を失い、打線は9安打を放ちながら完封負けを喫した。第97回(15年)も初戦で敗退する。1回戦で九州国際大付(福岡)と戦い、中盤に大量失点して追い付けなかった。

 第98回(16年)は、開会式直後の開幕試合に登場。1回戦の佐久長聖(長野)戦は1、2年時に全国選手権で先発して打ち込まれた左腕河野竜生が2失点完投し、三度目の正直で勝利投手となった。2回戦は春夏連覇を狙った智弁学園(奈良)に逆転勝ち。2点差を中盤に追い付き迎えた九回、安打に死球、敵失を絡め一挙3点を挙げた。

 3回戦の盛岡大付(岩手)戦は、2本塁打など11安打11得点で打ち勝った。準々決勝は明徳義塾(高知)に3安打完封負けし、県勢33年ぶりの4強進出はならなかったが、4年間で2回の8強入りを果たした。

 鳴門工と鳴門一が統合してできた鳴門渦潮が12年に開校して以降、初の甲子園に駒を進めたのは第99回(17年)。1回戦の日本文理(新潟)戦では、二回までに一挙7点を失いペースを握られ、10安打5点と追撃するも及ばなかった。

 100回目を迎える今夏の全国選手権には、鳴門が2年ぶりの出場権を得た。節目の大会にどのような戦いを見せるのか。県勢の新たな歴史が刻まれる。 (敬称略) =おわり