一斉にスタートする各チームの第1走者=群馬県庁前

一斉にスタートする各チームの第1走者=群馬県庁前

 元日恒例の第67回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)は1日、前橋市の群馬県庁を発着点とする7区間100キロのコースに36チームが出場して行われ、ホンダが4時間48分6秒で2年連続2度目の優勝を果たした。徳島県の大塚製薬(3年連続28度目)は、4時間56分35秒で前回より順位を五つ上げて23位だった。

 2021年王者の富士通が46秒差の2位。トヨタ自動車がトップと2分4秒差の3位、三菱重工が4位で続いた。東京五輪マラソン6位のプロランナー、大迫傑(ナイキ)が3区を走ったGMOインターネットグループは5位だった。

 ホンダは4区の小山直城が先頭に立ち、5区で昨夏の世界選手権3000メートル障害代表の青木涼真が区間賞。そのまま差を広げて逃げ切った。

 大塚製薬以外の徳島県関係では、マツダで6区を走った寺西雅俊(鳴門高―京産大出)が区間13位だった。

 【評】大塚製薬は中盤に若手の奮起で巻き返した。1区宮木がトップと14秒差の18位と粘りの走りを見せた。2区松本が外国人選手のスピードについて行けず33位に後退したが、3区清水が8人抜きの快走で挽回。最長4区に抜てきされた橋本が2人をかわして23位に上がり、5区國行も順位をキープした。6区野田が一つ順位を下げたが、最終7区の上門が1人を抜き返し23位でフィニッシュした。

 ▽成績<1>ホンダ(小袖、ソゲット、川瀬、小山、青木、中山、木村)4時間48分6秒<2>富士通4時間48分52秒<3>トヨタ自動車4時間50分10秒<4>三菱重工4時間50分13秒<5>GMOインターネットグループ4時間50分16秒<6>SGホールディングス4時間50分17秒<7>SUBARU4時間51分32秒<8>中電工4時間51分36秒<9>トヨタ紡織4時間52分47秒<10>JR東日本4時間52分53秒<11>トヨタ自動車九州4時間52分56秒<12>日立物流4時間52分57秒<13>花王4時間53分19秒<14>黒崎播磨4時間53分26秒<15>サンベルクス4時間53分30秒<16>旭化成4時間54分32秒<17>中国電力4時間54分52秒<18>コニカミノルタ4時間54分53秒<19>NTT西日本4時間55分21秒(20)九電工4時間55分24秒(21)愛三工業4時間55分35秒(22)マツダ4時間55分39秒(23)大塚製薬(宮木、松本、清水、橋本、國行、野田、上門)4時間56分35秒(24)住友電工4時間56分41秒(25)トーエネック4時間57分6秒(26)愛知製鋼4時間57分13秒(27)大阪ガス4時間58分18秒(28)ヤクルト4時間58分41秒(29)NTN4時間58分46秒(30)埼玉医科大G4時間59分34秒(31)JFEスチール5時間0分38秒(32)コモディイイダ5時間1分44秒(33)中央発条5時間1分49秒(34)西鉄5時間3分30秒(35)戸上電機製作所5時間3分32秒(36)YKK5時間6分18秒

◇区間1位と大塚製薬勢の成績(大塚製薬の()内の数字は通過順位)

 ▽1区(12・3キロ)<1>村山紘太(GMOインターネットグループ)35分35秒<18>宮木快盛(大塚製薬)35分49秒

 ▽2区(8・3キロ)<1>ベナード・コエチ(九電工)21分54秒(33)<34>松本葵(大塚製薬)24分2秒

 ▽3区(13・6キロ)<1>太田智樹(トヨタ自動車)37分40秒(25)<14>清水颯大(大塚製薬)38分33秒

 ▽4区(22・4キロ)<1>池田耀平(花王)1時間4分4秒(23)<16>橋本尚斗(大塚製薬)1時間5分49秒

 ▽5区(15・8キロ)<1>青木涼真(ホンダ)45分47秒(23)<28>國行麗生(大塚製薬)47分50秒

 ▽6区(11・9キロ)<1>羽生拓矢(トヨタ紡織)34分58秒(24)<27>野田一貴(大塚製薬)37分5秒

 ▽7区(15・7キロ)<1>服部勇馬(トヨタ自動車)46分8秒(23)<19>上門大祐(大塚製薬)47分27秒