新型車両に置き換えが予定される国鉄から継承したJR四国のキハ47・40形気動車=高徳線・吉成駅

新型車両に置き換えが予定される国鉄から継承したJR四国のキハ47・40形気動車=高徳線・吉成駅

新型車両に置き換えが予定される国鉄から継承したJR四国のキハ47・40形気動車=徳島駅

新型車両に置き換えが予定される国鉄から継承したJR四国のキハ47・40形気動車=徳島駅

 徳島県内のJR路線で長年親しまれてきた国鉄型の気動車(ディーゼル車)、キハ40、47形が2025年度から順次、姿を消すことになった。JR四国が二酸化炭素(CO2)排出量の少ない次世代のローカル車両への転換を図るため。全国的に国鉄型が姿を消している中で、徳島県はとりわけ40、47形が原型をとどめたまま走る地域として鉄道愛好家の間ではよく知られているだけに、惜しむ声が上がっている。

 現在、JR四国が使用している国鉄型のディーゼル車はキハ32、40、47、54、185形の5車種が計50両余りあり、県内ではこのうち40、47形が特に多い。次世代車両の導入に伴い、どの車両を廃車していくかは現時点では詳しく決まっていないものの、いずれも老朽化が進行。エンジンがかからないトラブルや修理部品の確保に苦慮しているため、JRはハイブリッド車両への転換を進める。

 40、47形の引退について、鉄道友の会四国支部の井上武支部長(72)=徳島市二軒屋町1=は「製造当時のエンジンで変わらず走っており、特に音が良かったが、昔の車両はメンテナンスに手間がかかるのだろう。時代の流れには逆らえない」と話した。

 JR四国によると、代わって導入される次世代車両は、ディーゼルエンジンで起こした電気でモーターを駆動するハイブリッド車両とする方針で、JR東日本などが既に実用化している。現行のディーゼル車に比べてCO2排出量が少なく、環境への負荷が低いという。25年度に量産先行車2両を導入し、33年度までに66両程度を入れる計画。

 当面はディーゼル発電方式とし、後に水素発電機やバッテリーなどに置き換えてもモーターがそのまま使えるかも検討する。