1968(昭和43)年に徳島市応神町の吉野川橋北詰めを撮影したもの。アンダーパスができたばかりだ。行き交うトラックやオート三輪、乗用車のクラシカルな姿に目が行く。相当混雑していた様子がうかがえる。
当時、吉野川を渡る徳島市内の橋は28年に架けられた吉野川橋と63年に開通した名田橋しかなく、車が集中していた。
そこで、混雑緩和のためにアンダーパスが設けられた。だが、自動車社会の到来によって車の通行量は増え続けており、画面からはアンダーパスだけでは対応しきれなかったことが分かる。
その後、下流の吉野川大橋をはじめ南北を結ぶ橋が次々と架けられ、混雑は徐々に和らいだ。それでも、今も朝夕のラッシュ時には車の長い列がみられる。