商売繁盛の神様として知られる徳島市通町2の事代主神社で9日、恒例のえびす祭りが始まり、縁起物の熊手などを買い求める人でにぎわった。11日まで。
宵えびすのこの日は市内外から参拝者が詰め掛け、本殿に手を合わせて事業の発展や家内安全を祈願。福俵や小判、タイなどの飾りが付いた熊手や福ザサを買い求めたり、くじを引いたりしていた。
徳島市内の会社員大野裕史さん(59)は「家族仲良く平和な年になるよう祈願した。健康第一に、堅実に仕事を頑張りたい」と話していた。
両国本町商店街では人形浄瑠璃座「あわ工芸座」がえびす舞を披露。商店街に交流スペースを構えるクリエーター集団「屋雲万次郎」の7人が七福神に仮装し、えびす人形と一緒に街角を練り歩いた。
同神社は3日間の人出について、新型コロナウイルス感染症の影響で例年より2~3割少ない15万人程度と見込んでいる。佐藤信一宮司(64)は「マスク着用など、できるだけ対策をしてお参りください」と呼び掛けている。
【動画URL】https://youtu.be/OBJBVE66asQ