一歩足を運ぶたび、長靴が雪の中に深く刺さる。この冬一番の寒波から一夜明けた昨年12月24日、つるぎ町半田の山間部は15~20センチの積雪に見舞われていた。

 標高約700メートルのその一帯は「京都」と呼ばれる。

 旧半田町誌では、地名の由来として二つの説が記されている…