徳島新聞文化面に昨年1年間に掲載された徳島歌壇、俳壇、詩壇、柳壇の入選作の中から特に優れた作品に贈られる第44回徳島歌壇賞、俳壇賞、第28回徳島詩壇賞、第17回徳島柳壇賞の贈呈式が10日、徳島新聞社であった。
各賞の受賞者11人のうち10人と選者らが出席。徳島新聞社の木下一夫編集局長が祝福のあいさつをした後、受賞者一人一人に賞状を手渡した。
この後、選者を代表して徳島俳壇選者の福島せいぎさんが「皆さん、今日は福の神が舞い込んできたようですね。今年はもっとよいことがあると思います。これからも歴史のある賞に投稿を続けていただき、私たち選者や読者を励ましてください」と語った。
受賞者を代表し、歌壇賞を受賞した森田道子さん(86)=那賀町水崎=が「体が不自由でどこにも行けませんが、身の回りをよく観察して、感動したものをリズムに乗せて歌を詠んできました。受賞を重く受け止め、今後も先生方の批評を受けられるよう精進します」とお礼の言葉を述べた。
森田さん以外の受賞者は次の皆さん。
【歌壇賞】吉谷果奈恵(那賀町水崎)▽大塚千代(藍住町笠木)▽中野眞弓(吉野川市鴨島町鴨島)
【俳壇賞】坪井祥太(徳島市かちどき橋3)▽白川剛久(那賀町平谷)▽黒田怜子(鳴門市大麻町萩原)▽薮内栄子(徳島市北田宮2)
【詩壇賞】竹原洋二(板野町西中富)
【柳壇賞】谷輝子(小松島市日開野町高須)▽長谷目恵美子(鳴門市大津町大代)