3月23日告示の徳島県知事選に、後藤田正純前衆院議員が1月6日、無所属で立候補すると正式に表明した。知事選への出馬表明は三木亨参院議員に次いで2人目。自民党現職の国会議員が2人も職を辞し、知事転身を目指す異例の展開となる。後藤田氏は、なぜ出馬を決意したのか。(統一地方選取材班)

◆県政の刷新を主張
 新年早々の1月5日。後藤田氏は細田博之衆院議長に辞職願を提出し、許可された。「退路を断って、徳島再生に臨む」。翌6日に徳島市のホテルで記者会見した後藤田氏はこう宣言し、知事選に臨む覚悟を示した。