大学入学共通テストが14日、全国一斉に始まった。徳島県内では徳島、鳴門教育、徳島文理、四国の4大学で行われ、受験生は小雨が降る中、マスク着用や手指消毒など新型コロナウイルス対策を講じながら最初の関門に挑んだ。
県内では昨年より123人少ない計2612人が出願。県内最多の1621人を受け入れる徳島大常三島キャンパスでは午前8時15分に入室が始まり、受験に臨む高校生は教職員に受験票を見せながら試験室に向かった。
入室開始前から並んだ富岡西高の男子生徒(18)は「新型コロナに感染することなく本番を迎えられ、ほっとしている。初日は得意の社会と国語で高得点を狙いたい」と話した。
大阪の会場で昨年、受験生が試験中に撮影した問題の画像が外部流出した影響で、各会場では不正防止策が強化された。徳島大の会場でも受験生全員が試験前に机の上でスマートフォンの電源を切り、かばんに入れる一連の動作を指示され、試験監督者が確認した。午前9時ごろから社会の問題と解答用紙が配られ、9時半に始まった。
大学入学共通テストは、大学入試センター試験の後継として2021年に導入され、今回で3回目。初日は社会を含め、国語と英語の3教科、15日は理科、数学の2教科が行われる。
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大学入学共通テスト特集
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