サッカーJ2徳島ヴォルティスは4日、鳴門ポカリスエットスタジアムで水戸ホーリーホックに1-0で勝利し、ホーム5連勝を飾った。徳島のリカルド・ロドリゲス監督の記者会見コメントは次の通り。
ー試合の総括を。
全体的に、ボールを持っているときはそれなりにしっかりやれていたのかなと思います。もちろんその中にも改善点はあるんですけれども。守備に関しては、前半問題点がいくつかあって、ハーフタイムのときに修正して後半やったけれども、それでも難しい時間が続いて、そのまま堪え忍んで、島屋八徳選手の2点目になるチャンスがあったんですけど、バーに当たった。その後、水戸の選手もポストに当てて、追いつかれそうなところを幸運にも助けられたという感じになりました。
ただ、J2はこういうリーグであること、非常に難しいリーグであることは前から分かっていたことなので、どうやったら勝てるのか、勝ち点を取っていけるのか、それをしっかり分析しながら勝ち点3ずつ重ねていければと思います。
ー交代のタイミングについて。2枚選手を交代した直後に、ウタカ選手が交代になった理由は?
最初の2枚の交代は、まず広瀬陸斗選手はまだ90分出られる状態ではないので元々そう決められていた。前川大河選手については疲労がたまっていたので、疲労があるから替えたというシンプルな答えです。その直後ですが、ピーター・ウタカ選手が違和感を訴えてきたので、リスクをおかさず替えたほうがいいという話になり、早かったですが3枚交代しました。
途中に入れた狩野健太選手らは、守備もしっかりとタスクをこなさないといけないですが、その中でボールを持つ時間、攻撃の時間を長くしないといけなかったので、彼を投入しました。もちろん守備に回るやり方もあったかもしれません、小西雄大選手を入れたり。そうではなくて、ボールを持てるようにしていこうとなりました。
ー初出場となったバラル選手の強みは?
彼の長所はペナルティーエリア内の強さですね。中に飛んでくるボールをうまく合わせることができる。今日も1本ありましたけども。それからスペース裏に抜けていく強みがあると思います。その2点。
彼に関してはデビューできたことはよかったが、まだ徳島に来てプレシーズンでいうと4週目くらいのコンディションなので、まずは少しずつコンディションを上げていって、戦える状態をつくっていければいいと思います。ただ、今日はデビューができてよかったと思います。
ー守備の問題点、具体的にあれば。
まず最初に問題という話をしましたが、無失点に抑えられているので、そこに関しては守備はよかったのかなと思います。もちろんチャンスをつくられて、シュートまで持っていかれたシーンはあったんですけど、守備のところで無失点に抑えられたところはよかったと思います。
ただ、前半のところでワイドの選手、例えば大本祐槻選手が前に出ないといけないところ、プレッシングに行かなければいけないところを出ないでそのままずるずる下がってしまったシーン、それは練習のときから前に出ていくとやっていたんですけど、実際試合の中では出ていけなかった。水戸の茂木駿佑選手が右サイドに大きく開いて、そこでブロックされたような形で前に飛び出せなかったのは一つの理由かなと思います。
そこを後半で修正して、シャドーの形にしてシステムを変えて、代わりに前の選手が相手のサイドバックに出ていく、そういう形に変えて修正しました。