徳島市立高校の生徒が、今年も同市の阿波踊り期間中の8月12~15日、徳島駅前に設けられる観光案内所で、英語の通訳ボランティアを行う。参加する1~3年の46人は外国人観光客に徳島を満喫してもらおうと、想定問答を作成するなど準備を進めている。
通訳ボランティアは、米国サギノー市への短期留学などを通して生徒が培った英語力を生かそうと、昨年初めて実施。今年も希望者を募った。7月に3回、とくしま観光ガイドボランティア会の会員を講師に招いて研修を行い、観光案内のポイントや阿波踊りの歴史を学んだ。
研修では「演舞場の場所」「昼間、無料で踊りを見られる所」など、外国人観光客からよく聞かれる質問を教わり、英語で答える練習をした。名所を聞かれた場合を想定し、眉山や鳴門公園などに行く交通手段や、それをどう英語で表現するかも確認した。
昨年に続いて参加する2年の中山絵莉乃さん(16)は「普段できない体験が楽しく、今年もやろうと思った。しっかり勉強して徳島や阿波踊りの魅力を伝えたい」と張り切っている。