鳴門市の阿波踊りが9日に開幕する。11日までの3日間、市中心部の演舞場などで乱舞が繰り広げられる。今年は大鳴門橋開通30周年の節目に当たり、県内外から大勢の来場が期待されている。

 有料演舞場は鳴門駅前西側に東演舞場、西演舞場が設けられる。3日間とも午後7時に開演し、連日、市阿波踊振興協会の所属連など約50連が踊り込む。

 今年は吉本興業の芸人らをゲストに迎える。9日は市阿波おどりPR大使の石田靖さん、間寛平さんら8人、10日はいずれも県出身の板東英二さんと上野優華さん、11日はすっちーさんら5人が乱舞の輪に加わる。

 開幕に先立ち、9日午前10時から鳴門公園千畳敷(鳴門町土佐泊浦)で、満月連による「初おどり」が披露される。

 誰でも自由に参加できる「にわか連」は3日間とも、東演舞場は午後8時、西演舞場は同9時に集合。

 9日は大鳴門橋開通30周年を記念し、市民参加型の吉本新喜劇が市文化会館(撫養町南浜)で2回上演される。7月のオーディションで選ばれた市民40人も参加し、舞台の盛り上げに一役買う。

 前夜祭として、8日午後6時半から市文化会館で市選抜阿波おどり大会が開かれる。市阿波踊振興協会所属の6連のほか、鳴門西小学校児童でつくる鳴西連と鳴門高校阿波踊り部、鳴門教育大の鳴教連がはつらつとした乱舞を披露する。

 有料演舞場の前売り券(600円)は一部コンビニや市うずしお観光協会で販売(9日分は完売)。当日券(800円)は両演舞場近くに設ける販売所で取り扱う。前夜祭の当日券(800円)は市文化会館で購入できる。新喜劇の前売り券は完売しており、開演30分前に当日券(2500円)を売り出す。

 9~11日夜の市中心部の駐車場と交通規制は<別図>の通り。規制は3日間とも午後6時半~10時半。問い合わせは実行委<電088(685)3748>。