徳島市のとくしま動物園北島建設の森で2022年夏に生まれたライオンの子ども3頭は元気に育っています。休園日の1月10日と16日に取材しました。
今回のテーマは、先日名前が決まった3頭の見分け方です。いずれも「平和」を意味する言葉に由来し、雌が「モエル」、雄は「アマニ」「パーチェ」と名付けられました。ただ、見た目はそっくり。カメラマンと2人でしばらく目をこらして観察しましたが、さっぱり区別が付きません。やはり専門家に聞いてみましょう。
「一番分かりやすいのは雌のモエルですね」。アドバイスいただいたのは飼育員の兒島健一さん。説明によると、モエルは他の2頭に比べて線が細く、顔の表情も柔らかい感じだそうです。なるほど、確かに若干小柄に見えるし、腹回りもスリムな気がします。
雄の2頭はどうでしょう。「アマニは体が一番大きいと思います。あと、鼻の頭が少し黒っぽく見えるのがポイントですね」
判別が難しいのはパーチェ。「見ていると1頭だけ離れてひなたぼっこしていたりとか、別行動が多いように見えます。一番のんびり屋さんな感じです」。姿形より、仕草や様子で見分ける方がいいかもしれません。
写真は兒島さんの助言を元にカメラマンが1時間粘って撮影した3きょうだいそれぞれの表情です。参考にしてください。
次回配信は1月下旬の予定です。
【動画】https://youtu.be/nhwaVxRe18E
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動物園では「とくしま動物園ボランティア」の募集を新たに始めました。動物ガイドや着ぐるみ散歩、動物とのふれあい補助など動物園の業務を幅広くサポートします。新型コロナウイルス感染症の影響で「ボランティアの会」が活動を一時休止していたことから改めて募集・登録を行うことになりました。募集人数は約20人、満18歳以上で2日間行う養成講座に参加でき、月1回以上活動できる人が対象です。詳細は動物園ホームページ<https://www.city.tokushima.tokushima.jp/zoo/>。