鳴門市の阿波踊り(鳴門阿波おどり実行委主催)は最終日の11日夜、市中心部の演舞場で20連が乱舞を繰り広げ、観客約3万5千人(主催者発表)が踊り絵巻に酔いしれた。
鳴門駅前の特設演舞場では、各連が豪快な男踊りや上品な女踊りを披露。タレントのすっちーさんらも客席に愛嬌を振りまき、笑いを誘った。見物客も次々とにわか連に飛び込み、汗だくになりながら声を張り上げた。
フィナーレは市阿波踊振興協会所属6連による総踊り。約400人が一斉に踊り込み、熱い舞台を締めくくった。街角にも踊りの輪ができ、閉幕を惜しむように三味線や鉦の音を響かせていた。
鳴門阿波おどり実行委によると、踊り期間中の3日間の人出は約9万5千人だった。