徳島ヴォルティスがホーム5連勝を飾った水戸戦翌日の5日、ユニフォームやタオルマフラーを身に着けたサポーターたちが徳島市中心部の両国橋南商店街に集まりました。阿波踊り開幕を1週間後に控え、商店街の看板の下につるされたヴォルティスのフラッグを新しいものに付け替えるためです。

看板下のフラッグを新しいものに付け替える徳島ヴォルティスサポーター=両国橋南商店街

 提案したのは、徳島市の会社員、加藤雅彦さん(44)。サポーター歴は大塚FC時代から25年目のベテランです。10年前に加藤さんが中心になって取り付けたフラッグが汚れたり外れたりしたため、「阿波踊り前に新しいものに付け替えて、ヴォルティスをより多くの人にPRしたい」と、サポーター仲間に呼び掛けました。

 気温が35度を超える猛暑の中、約20人のサポーターが4グループに分かれて、29×45センチのフラッグ34枚を取り付けました。脚立にのぼって色あせた古いフラッグを外し、看板を軽く拭いて汚れを落としてから新たなフラッグを針金で固定。40分ほどで付け替え作業を終えました。

新しいフラッグを針金でしっかり固定
古いフラッグは色あせたり汚れたりしていました

 汗を流しながら作業したサポーターたちには、商店街の大丸食品からスイカの差し入れもありました。

 

 ホーム5連勝中の徳島ヴォルティスは、勢いに乗ってJ1昇格を目指します。加藤さんは「連勝で良いムードなので、J1昇格に向け、応援で後押ししたい。スタジアム外でもヴォルティスを盛り上げ、スタジアムを観客でいっぱいにするきっかけになれば」と話しています。

フラッグ付け替えに参加したサポーター

 商店街を訪れると、アーケードの下で揺れる色鮮やかなフラッグを見られます。