徳島県は20日、新型コロナウイルスワクチンの大規模集団接種を2月で終了すると明らかにした。現在は接種希望者数が安定しており、本来の実施主体である市町村に委ねる。

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 2月25日に徳島市の徳島駅クレメントプラザで行う接種が最後となる。現在、約7900回分を確保しており、残りは市町村に提供する。

 県は市町村の接種体制を補完するため、2021年6月から徳島市のアスティとくしまで県主導の集団接種を始めた。主に米モデルナ製を使い、これまでに約13万人に接種した。オミクロン株対応ワクチンの県内の接種率(19日時点)は37・4%で、全国平均の39・6%を下回っている。

 季節性インフルエンザとの同時流行対策も公表。インフルの警報が発令された保健所管内の高齢者入所施設に、1施設当たり10回分の同時検査キットを配布する。