三好市池田町、吉野川市鴨島町、つるぎ町貞光で行われていた阿波踊りが16日、最終日を迎えた。踊り子や見物客は、今夜限りの宴を心ゆくまで満喫した。
◎三好市
池田町の「いけだ阿波おどり」では、阿波池田駅周辺の5演舞場で24連が乱舞を繰り広げ、観客を魅了した。
浮かれた“妖怪”たちも演舞場へ。「妖貝法螺吹き隊」によるこなきじじいや烏天狗、化けダヌキなどの着ぐるみが練り歩き、会場を沸かせた。
へそっ子公園では、池田町出身の人形遣い勘緑さんが操る人形と、地元連「とうりゃんせ」が共演した。
3日間の人出は9万人(主催者発表)だった。
◎吉野川市
市阿波踊り大会では、鴨島駅前中央通りの演舞場に20連が繰り出した。雨がぱらつく中、踊り子たちは名残を惜しむように力いっぱいの踊りを披露し、見物客らを魅了した。
市阿波踊り振興協会所属の6連による迫力の「総踊り」もあり、会場は熱気に包まれた。
3日間の人出は2万7千人(主催者発表)だった。
◎つるぎ町
貞光の貞光中央商店街で行われた「貞光夏まつり阿波踊り大会」には、つるぎ連やだるま連など地元の9連のほか、ほんま連など町外の6連も踊り込んだ。
町指定文化財の旧永井家庄屋屋敷に設けられた特設ステージでは、各連が工夫を凝らした演出で見物客を魅了した。
2日間の人出は約9500人(主催者発表)だった。