男子決勝・阿南対丸亀南 第2クオーター、阿南の浜田(左)がシュートを決め22―7とリードを広げる=とくぎんトモニアリーナ

 第56回四国中学校総合体育大会第5日は5日、4県で11競技が行われ、徳島県勢はバスケットボール男子の阿南が初優勝を飾った。阿南のほか、テニス男子で準優勝の国府、卓球男子で3位となり代表決定戦を制した城東が全国中学校体育大会(全中、テニスは全国中学生選手権)の出場権を獲得した。

男子代表決定戦・城東対一宮 シングルス戦を制し、全中出場権獲得に貢献した城東の石田=鳴門アミノバリューホール

 このほか、バレーボール女子の富田が準決勝に進んだ。第6日の6日は愛媛県でバレーボール、香川県で新体操女子が行われる。

 

 終盤の猛追 冷静に対応

 しっかりとした守りから攻撃へ転じ、序盤から得点を重ねる理想的な展開で阿南が初の栄冠をつかんだ。終盤の相手の猛追にも、冷静なゲームコントロールで対応した森田主将は「前半から阿南中のバスケができ、いい流れをつかめた」と表情を緩めた。

 素早い寄せで相手が得意とする3点シュートを封じた。ゴール下への侵入も許さない。両チーム厳しい守備で、スコアが動かない時間も集中は途切れなかった。185センチの長身選手らを相手にリバウンドを拾った178センチの奥川は「負けないように体の当たる向きを考えた」と頭脳プレーが光った。

 浜田や米﨑らが堅い守りの相手ゴール下へ果敢に攻め入り得点。浜田は外からの3点シュートでもゴールを射抜いた。

 チームに180センチ台の選手はいない。強豪と戦うためには高さがない分、速さと当たりへの強さが必要だった。部員がそろって学校の家庭科室でコメを炊いて食べるなど、食事と体づくりを重視して練習。その成果が表れた。

 保護者やライバル校の選手ら地元の大声援を受けてつかんだ四国一の座。浜田は「四国代表としての誇りを持って、一戦一戦大切に戦う」と、次は日本一を見据える。