第95回記念選抜高校野球大会(3月18日から14日間、甲子園球場)の出場36校を決める選考委員会が27日に行われ、徳島県からは21世紀枠で城東高校が選ばれた。春夏通じて初の甲子園出場となる。
城東高校の県秋季大会の試合記事をまとめています。
◆3位決定戦(10月16日)徳島商5―4城東
徳島商 010000220 5
城東 011010010 4
(徳)田村、森煌-滝上 (城)田村-滝上
▽三塁打 (城)森本
▽二塁打 (徳)森口2
城東、守りにほころび…
城東はエース岡の粘投で善戦したものの、守りにほころびが出て四国大会への白星を逃した。岡は七回こそ2点打を許したが、八回は失策で広がったピンチからの2失点だった。六回まで1失点で試合をつくった右腕は「四球も出してしまい、踏ん張りきれなかった。冬場の練習で体力を付けたい」と敗戦を冷静に受け止めた。→試合記事
◆準決勝(10月15日)鳴門渦潮9―2城東
鳴門渦潮 0011511 9
城東 1100000 2
(七回コールドゲーム)
(鳴)岡田潤-宮本 (城)岡,清重-森本
▽本塁打 (鳴)福島
▽二塁打 (鳴)岡田,小峯,北山 (城)白川
城東、守りに課題残す
中盤に守備の乱れから大量失点した城東。五回無死一、二塁のピンチで右翼からマウンドに回った清重は、相手の流れを断ち切りたいところだったが、バント処理がうまくいかずピンチを広げた。その後、3長短打や失策で5失点。練習ではワンプレーにこだわってきただけに「ミスをしてしまい、とても悔しい」と言葉少なだった。→試合記事
◆準々決勝(10月9日)阿波0―9城東(七回コールドゲーム)
阿波 0000000 0
城東 100071X 9
(七回コールドゲーム)
(阿)田中、小川、栗栖-多田 (城)岡、清重-森本
▽三塁打 谷口(城)
▽二塁打 清重、白川(城)
城東、持ち味の機動力発揮
城東は持ち味の機動力を生かして、ビッグイニングをつくった。1―0で迎えた五回、先頭の1番加統が中前打で出塁すると、2番吉田の2球目にヒットエンドラン。左打者の吉田は、遊撃手が二塁ベースカバーに入って広く空いた三遊間にゴロを転がし、俊足の加統が三塁を陥れた。3番白川の三ゴロで加統がスタート良く本塁へ突っ込んだため、間に合わないとみた三塁手が二塁へ送球したが、間一髪セーフで野選となった。→試合記事
◆2回戦(10月1日)城東14―2徳島市立
城東 024206 14
徳島市立 101000 2
(城)清重-森本 (徳)佐野、玉沢、川田、佐野-玉沢、川田、玉沢
▽本塁打 (城)岡
▽三塁打 (城)長谷
▽二塁打 (城)加藤、吉田、白川
城東が15安打に4盗塁を絡めて圧倒した。二回に2死二塁から長谷、来福の連続長短打で逆転。三回は無死一、二塁から重盗で好機を広げ、白川の中前2点適時打などで4点を加え、六回に岡の右越え本塁打など打者一巡の猛攻で6点を挙げた。→試合記事
◆1回戦(9月24日)城東8―1城西(八回コールドゲーム)
城西 10000000 1
城東 14110001X 8
(八回コールドゲーム)
(西)笹尾-大下 (東)岡-森本
▽三塁打 (東)白川、加統、来福
▽二塁打 (西)笹尾 (東)白川
城東が10安打8得点と効率よく攻めた。同点の二回、四球を足掛かりに加統、吉田、白川、岡の4連続長短打などで4点を勝ち越し。三、四、八回にも長打を絡め1点ずつ加えた。先発岡は変化球を有効に使い、8回を5安打1失点。→試合記事